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崖でも草を見つける勘

ここでいう動物は、よく知られている干支ではありません。干支は生まれ年の地支で、この動物は生まれた日の地支——命式で日支と呼ぶ位置です。以下はすべてその位置の話です。

私たちは、欠けているもののほうを先に見ますね。誰も口にしなかったほうを。
言葉を選ぶ羊
四柱推命における羊

欠けているものに気づく人です。外れた音、表情の硬い人、誰も拾わなかった細部。物腰は柔らかいのに芯は頑固で、周りが思うよりずっと持ちこたえます。ただ、他人の機嫌まで自分の荷物として引き受けてしまいます。

この字の基本
司る時間
13時〜15時
司る月
7月7日〜8月7日
晩夏
五行
陰土
陽は外へ伸び、陰は内へ収める
巡りの位置
十二のうち8番目
日支としてのこの動物

未(ひつじ)は感度と手わざの日支です。足場がなさそうに見える場所で足場を見つけます。

命式でこの動物はどんな人か

未がつかむのは晩夏、一年の熱が収穫へ向けて濃くなっていく時期です。未の日支は、人を養う位置と読みます。誰にも何も見えない場所で足場と食べものを見つけ、そばの人たちに、満ちた心地を起こさせる人です。春に育ったものを、季節がずいぶん過ぎたあとまで取っておく、木の蔵でもあります。

そのぶん、周りをそのまま吸い込みます。未の土が、火と木を下に畳んでいるからです。温もりと記憶が、柔らかな面の下にしまわれているということで、伝統は四つの蔵のうち、いちばん静かに積まれた蔵と読みます。その場の空気を丸ごと吸い込んでしまい、あとになって、どの感情が元々自分のものだったのか選り分けられません。

ほかの動物との関係
  • 支合する相手

    羊と馬は、支合(六合)をなします。二つの地支が持ちうる、いちばん近い関係です。二人の日支がこの組なら、結びとして読みます。たやすく落ちて、抜け出しにくい組です。

  • 冲する相手

    牛は、十二支で羊と正面から向かい合います。古典に言う冲です。合わないという意味ではありません。出会ったが最後、どちらも元いた場所に留まれない組、という意味です。

  • 三合する相手

    猪と兎とともに、羊は三合をなして木のほうへ引きます。三つ揃ったとき、いちばんよく変わる地支です。

自分の日支を聞いたことのある人はほとんどいません。生年月日と、一分あれば分かります。

四柱推命は出来事を予言するものではなく、解釈する伝統です。助言としてではなく、一度考えてみる価値のある記述として読んでください。